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MAY 30 2024
Last updated: June 1, 2026
常設美術館のお知らせ
アジア、インドネシアゆかりのコレクターの方々の手によって、個展「新しい海」(東京都現代美術館、2021–22)が発展し、寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品を恒久展示する単独の常設美術館として、バリの世界遺産の麓にて建設されています。本美術館「Emme」は現地運営法人および公益財団法人によって建設・運営されています。
スタジオより、過去には想像だにしなかった、作品を常設として未来の世代に残したいとご提案くださり、ご尽力下さった方々に深く御礼申し上げます。緑豊かな敷地では、隣接する教育機関との取り組みなど多様な活動が行われており、施設の収益の一部が環境保全活動や教育支援へと還元される予定です。(約1haの敷地に合計約3000平米の常設美術館「Emme」は、2026年度に建築が完成予定です。建築は完成間近を迎えており、詳細は美術館より公開予定です。)
Emme, Initial sketch of the museum
Final form, (CG) © Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme
この度、アジアとASEAN地域、インドネシアに縁のあるコレクターの方々によって、東京都現代美術館の個展「新しい海 After the rainbow」(2021-22)↗が寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品の常設美術館へと発展し、バリの世界遺産一帯の麓にて計画され、現地運営組織によって建設されています。
まずはスタジオより、私どもの想像を遥かに超え、作品を常設として未来の世代に残したいとご提案くださり、ご尽力下さった方々に御礼申し上げます。このようなご提案を頂いたことを大変光栄に思うと同時に、この美術館が地域全域や次世代へ捧げられるものとなることを願っています。
本美術館は、緑豊かな周辺地域、そして美術館の運営を担う現地公益財団法人および現地運営法人によって建設・運営されています。現地に関わる方々に重ねて御礼申し上げます。両組織は、美術館を独立して運営・管理するとともに、開発、法務、広報、採用を担います。Eugene Kangawa / EUGENE STUDIOは作品を制作し、美術館のコンセプト形成と建築に関する対話に参加しています。また、美術館周囲は重点開発区域として、現地および多国籍のチーム、地域の官公庁によって支えられています。
本館建築はインドネシアを代表する建築家アンドラ・マティンが設計。寒川裕人との対話を経て構想され、完成は2026年と予定されています。(常設美術館「Emme」は約1haの敷地に合計約3,000平米の施設となります。)
(下記 美術館の英語版Webサイト/ボイラープレートより英訳・引用。)
“海と緑に囲まれた1haの敷地に広がる美術館の建築のパートには、イスラム圏の建築における最高賞のひとつとされるアガ・カーン建築賞やヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展特別賞を受賞し、インドネシアを代表する建築家アンドラ・マティン(Andra Matin)が設計を担当しています。またミュージアムコミュニケーション・マネジメントパートは、グッゲンハイム・ビルバオやV&Aをはじめとする世界の数多くの美術施設を担当する英国のチームが担当しています。
2024年5月末にはインドネシアにて美術館より計画が発表され、本国では様々な媒体に掲載されました。また英 Financial Times 本紙や仏 Le Quotidien de l’Art 本紙のほか、香港やフィリピンなどでも取り上げられ、自然と作品、建築、コミュニティが一体化する新しい美術館のあり方が注目されました。”
ぜひご来場ください。
詳細は美術館Webサイトをご覧下さい。
Last updated: June 1, 2026
Notes
Emmeのスタッフの募集が現地運営組織により開始されています。採用情報の詳細に関しましては、美術館への直接のお問い合わせや、インドネシア労働省の求人情報などのプラットフォームをご確認ください。採用活動を含む運営全般は、Emmeのインドネシア現地運営組織および公益財団法人が独自に実施しております。ユージーン・スタジオは美術館の採用、所有等運営は担っておりませんが、Emmeへ関心を頂いている皆さまに心より感謝申し上げます。
Key facts
- Museum Name:
- Emme
- Type:
- Permanent museum
- Location:
- Bali, Indonesia
- Established and Operated by:
- Yayasan Emmerald for Earth, an Indonesian public-interest foundation, and Desa Emmerald. Through the public-interest foundation, a portion of the museum’s revenue will be directed toward environmental conservation activities and educational programs, which is another defining feature of this new museum.
- Origin:
- Initiated through the wish, proposal, and support of collectors connected to Asia, ASEAN, and Indonesia following Eugene Kangawa’s 2021–22 solo exhibition at the Museum of Contemporary Art Tokyo. Moved by the exhibition and wishing to carry that experience forward to future generations, the community formed around this initiative set out to create the museum on a site of fallow rice fields while avoiding the removal of existing trees.
The museum is currently under construction in Bali, in a verdant setting at the foot of a UNESCO World Heritage area with which the collectors have close ties. - Scheduled Completion:
- 2026
- EUGENE STUDIO’s Role:
- Creation of the artworks and contributions to the museum’s conceptual development and architectural dialogue
- Architect:
- Andra Matin
- *Museum Name:
- Emme (official name; formerly referred to by the working title Eugene Museum in Bali)
Final form, (CG) © Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme
美術館の建築、作品、来館体験、今後のプログラムについての詳細は、Emmeの公式Webでご覧いただけます。
https://eugene-museum.com(外部サイトへ移動します)
INTERVIEW
Emme Presents – Pre-Opening Interview
Andra Matin & Eugene Kangawa (EUGENE STUDIO) — “Voices from Indonesia” [English Subtitles]
Highlights from 2024, featuring voices from people in Indonesia.
Planning & Editing: Emme
INTERVIEW
Emme Presents – Pre-Opening Interview
アンドラ・マティン、寒川裕人(ユージーン・スタジオ)― ボイス・フローム・インドネシア(英語・日本語字幕)
企画/編集:ユージーン・ミュージアム・イン・バリ(常設美術館)、2025
Watch VideoINTERVIEW
Eugene Museum “Interview” Part. 1&2 Andra Matin/Eugene Kangawa (Eugene Studio) [English Subtitles]
An interview by the Emme.
Architect Andra Matin and artist Eugene Kangawa discuss the concepts and materials, with new perspective sketches, at Eugene’s atelier and home.
(This video was recorded in May 2024.)
INTERVIEW
Eugene Museum “Interview” Part. 1&2 Andra Matin/Eugene Kangawa (Eugene Studio) [Japanese Subtitles]
An interview by the Emme.
Architect Andra Matin and artist Eugene Kangawa discuss the concepts and materials, with new perspective sketches, at Eugene’s atelier and home.
(This video was recorded in May 2024.)
© Emme
About Andra Matin アンドラ・マティン
アンドラ・マティン(Andra Matin)は1962年インドネシア生まれ。2018年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展特別賞受賞や、イスラム圏の建築における最高賞のひとつとされるアガ・カーン建築賞を2022年に受賞等、住宅や美術館、モスク、公営 水泳場などを幅広く手がけるインドネシアを代表する建築家。 代表作に「ブリンビンザリ空港」、「ポテトヘッド」(2010年)、「Tubaba Mosque」 (2017年)など。西ジャワ州バンドンで生まれ、1981年バンドンのパラヒャンガン大学建築学部卒業、1990-98年Grahacipta Hadiprana勤務、1998年に事務所を設立し、バンドンにて約40名超のスタッフが勤務しています。
www.andramatin.com
建築家 Andra Matin コメント
「Emmeは、建築がEugeneの作品と有機的に混ざり合うこと、そしてバリの伝統、文化、魂を閉じ込めることが重要です。 私の建築は自然への敬愛がベースになっており、作品との親和性を感じています。今回の取り組みはアート、人々の行動、自然が繊細に混じり合っており、コスモロジーにとって重要な要素が含まれていると感じています。
バリの伝統的な住居システムとして、Natah Systemというものがあります。そこには憩いを生み出す共同空間と共にコミュニティが成り立ちます。今回は建築、自然とEugeneの作品、そしてビジターの皆さんとの共生の地となります。このシステムをベースに、テラコッタなど現地の素材と技術を最大限活用しています。
そしてこの美術館は、インドネシアにおいて、質の高いコンテンポラリーアートと建築を体験する名所になってほしいと思います。インドネシアの建築チームと日本のコンテンポラリーアーティストが力を合わせ、非常に繊細な技術によって、空間と体験を作り出して行きます。是非インドネシアの人々や、世界の人々に感じてもらいたいと思います。」
© Andra Matin
© Andra Matin
Final form, (CG) © Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme
About Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO 寒川裕人/ユージーン・スタジオ
時間や存在、歴史を題材に扱った抽象的な絵画やインスタレーションを中心に、過去の代表的な展覧会に、東京都現代美術館 個展「ユージーン・スタジオ 新しい海」(2021–22)のほか、金沢21世紀美術館「de-sport:」、資生堂ギャラリー個展「1/2 century later.」、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)「89+」参加他、コレクション展など多数。寒川裕人(かんがわ ゆうじん)は1989年米国生まれ。
「共生」と「想像の力」をテーマとした東京都現代美術館での個展の反響を背景に、アジア・ASEANゆかりのコレクターの方々の手によって、同展が発展する形で、寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品単独の常設美術館が、バリの世界遺産の文化的景観を望むエリア約1haの敷地にて、現地運営組織および現地公益財団法人によって建設・運営されています。
またアメリカで発表された短編映像がロードアイランド国際映画祭、ブルックリン映画祭ほか複数の海外映画祭でオフィシャルセレクションの選出や受賞ほか。現在は東京近郊にて、作家本人とスタジオスタッフの設計とDIYによる、緑豊かな「Atelier iii」にて、様々な分野のスタッフによって制作が行われています。
the-eugene-studio.com
寒川裕人 コメント
「まず、このような私一人では想像できえないような、常設美術館という素晴らしいご提案、機会に驚くと同時に、実現へご尽力頂いた方々に深く感謝申し上げます。このような国を超えた取り組みは当然ながら、多くの方の有り難い支えと推進があってのことで、地域の方々、そして全ての関わる方にとって大切な場所になってほしいと願っております。
インドネシアを訪れ、そこで友人たちと交流することは本当に喜ばしいことでした。Andra Matinによる素晴らしい建築も完成に近づき、正式名称も決まり、私たちも完成の日を心より楽しみにしております。
現在、美術館のテーマとしては、「共生/Symbiosis」、また「Meta-Nature」や「Diverthing (Divert-Thing)」、「想像の力」などが挙がっています。今回、各作品のディテールをAndraたちと細かに共有し、作品、絵画と建築が共振し、一緒に設計されていくという興味深いプロセスがありました。建築全体が作品のようでもあり、一部は自然光が多く、時間帯による変化が大きい場であり、同じ作品でも昼と夜とではまた違う様子になるでしょう。森羅万象すべてへの等しい探求が表され、建築、ランドスケープ、そしてそこに訪れる人々と共にある、ひらかれた場になれば幸いです。」
映像より抜粋
Founder and Chief Editor of “Archinesia”
Imelda Akmal
「お互いの視覚領域的なことはもちろん、魂から感じている事が共通していて、これは最高のコラボレーションになると感じています。アンドラとユージーンにはいくつかの共通点があり、それは表面的なものではなく、感じ取れるものです。」
Co-Founder, Editorial Director of “Luxina”
Syahmedi Dean
「インスタレーションのポジティブなエナジーが、この社会に影響を与えてくれることが楽しみです。少し腰をかけて、落ち着いた作品たちを眺めながら、物思いにふけれる場所。空間の力、幾何学的な力や建築の力とともに。」
(About Eugene Kangawa’s White Painting Series)
「つまり、私の人生にとってとても大切な人、つまり母を想像していたのだと分かりました。母はもうこの世にいません。もしかしたら過去の後悔のせいかもしれません。それでこの作品を通じて私は涙を流しました。」



