寒川裕人(ユージーン・スタジオ)が国際シンポジウムに登壇します。主催: 東京大学 先端科学技術研究センター 先端アートデザイン分野(領域開拓デザイン)「応答としての工芸 — グローバルな文脈から問い直す」/Craft x Tech関連シンポジウム

寒川裕人(ユージーン・スタジオ)が国際シンポジウムに登壇します。主催: 東京大学 先端科学技術研究センター 先端アートデザイン分野(領域開拓デザイン)「応答としての工芸 ー グローバルな文脈から問い直す」


国際シンポジウム
[応答としての工芸ーグローバルな文脈から問い直す]

Session 1|文脈と内在のあいだに立ち上がる応答
登壇者:
秋元雄史(美術評論家/キュレーター)
深澤直人(プロダクトデザイナー)
ディスカッサント:ダニエル・デメトリオウ(ジャーナリスト)

Session 2|継承と変容のダイナミズム
登壇者:
山口源兵衛(誉田屋源兵衛十代目当主)
モデレーター:吉本英樹(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)

Session 3|同時代への多様な応答
登壇者:
デイヴィッド・ケオン(インダストリアルデザイナー)
ランザヴェッキア+ワイ(デザインユニット)
ベサン・ローラ・ウッド(デザイナー)
フィリップ・マルアン(デザイナー)
寒川裕人/ユージーン・スタジオ(現代美術家)
アタン・ツィカレ(デザイナー/アーティスト)
モデレーター:マリア・クリスティーナ・ディデロ(デザインキュレーター)

日時:2026年5月30日(土)13:00–16:40
主催:東京大学 先端科学技術研究センター 先端アートデザイン分野
会場:東京大学 ENEOSホール(駒場Ⅱキャンパス 先端科学技術研究センター3号館南棟1階)
東京都目黒区駒場4丁目6−1
定員:120名
参加費:無料(事前予約制となります。)

詳細はこちら

部分紹介(日本語:原文より引用)

東京大学先端科学技術研究センター 先端アートデザイン分野主催の本シンポジウムでは、国際的に活躍するクリエイター、日本の工芸の担い手、研究者を一堂に会し、日本の工芸をグローバルな文脈のなかで、「応答」という視点から再考します。

ここでいう応答とは、技術の継承にとどまるものではありません。風土や社会、環境や技術といった外的条件と向き合いながら、何を受け入れ、何を守るのかを選び取り続けてきた人の営みを指します。

工芸は、時代や社会の変化に応答しながら受け継がれてきました。社会の前提が大きく揺らぐ現代において、工芸は保存される対象ではなく、同時代に応答する「思考と実践」として捉え直すことができるのではないでしょうか。

日本と世界を往還する多様な実践者たちの取り組みを通して、工芸を「動的な知性」として位置づけ、未来へと開かれた応答のかたちを考えます。

Craft x Tech について
伝統工芸の産地と世界各国のクリエイターがコラボレーションを行う工芸プロジェクト「クラフトテック(Craft x Tech)」および東京大学の国際シンポジウムに参加します。コラボレーションでは唯一の日本人となるユージーン・スタジオ/寒川裕人は、東海地方の瀬戸染付焼の特性に注目した家具コレクションを特別展示予定です。

2026年5月30日(土)から6月2日(火)までの4日間、東京・千代田区の登録有形文化財・kudan house(九段ハウス)にて、世界各国から6名のコラボレーターが集う展示が開催されます。また、5月30日(土)には東京大学で国際シンポジウムが行われます。

昨年はイギリスのヴィクトリア&アルバート博物館やバーゼルのDesign Miami.Baselでの巡回が行われた本展は、本年は九段ハウスより開始されます。

部分紹介(日本語:原文より引用)

“2026年5月30日(土)から6月2日(火)までの4日間、東京・千代田区の登録有形文化財・kudan house(九段ハウス)にて、「Craft x Tech Tokai Project 2026 Tokyo Exhibition」を開催いたします。

本展は、コラボレーションの第二弾として、東海3県6産地の伝統工芸と国際的に活躍するクリエイターの協働により生まれた作品群を「Craft x Tech Tokai Project」と題し、世界に先駆けて初披露するものです。

東海地方は、良質な陶土や清流など豊かな素地に恵まれ、さらに東海道・中山道の交通の要所として職人技術や商業が発展したことで、日本屈指のものづくり文化を育んできました。

本プロジェクトでは、美濃焼(岐阜県)不動窯 、美濃和紙(岐阜県) Warabi Paper Company 、有松・鳴海絞(愛知県)スズサン 、尾張七宝(愛知県)安藤七宝店、瀬戸染付焼(愛知県)眞窯、伊賀くみひも(三重県)糸伍の東海6産地の事業者が参画。
また、世界中からの高い評価を誇る6 組 のクリエイター、デイヴィッド・ケオン、ランザヴェッキア+ワイ、ベサン・ローラ・ウッド、フィリップ・マルアン、寒川裕人・ EUGENE STUDIO 、アタン・ツィカレが各産地とペアを組み、革新的なアートピースを創出します。

東海地域に根ざした伝統の技と、ユニークな創造性が響き合う新たな伝統工芸のかたちを、世界に向けて発信します。”

瀬戸染付焼 × 寒川裕人(EUGENE STUDIO)
Chair in Japanese Nuki and Dami style, The Everyday at the Atelier (Standard / Child Scale)
“瀬戸染付焼の磁器タイルと、伝統的なほぞ継ぎの木工技法を組み合わせた椅子と、茶器のシリーズ。
「濃み(だみ)」技法が生む深い藍色の揺らぎと、眞窯独自の手描きの絵付けが、異なる筆致、直線・曲線の共存を生み、瀬戸染付焼の本質にある、変化のしなやかさを表す。
作品の原型にはスタジオのアトリエで日常的に使われてきた椅子と、窯元で長年用いられてきた茶器が用いられている。工芸が日々の営みから生まれるものであることを形と技術の双方から浮かび上がらせている。”

瀬戸染付焼(愛知県)
“愛知県瀬戶市・尾張旭市周辺で作られている陶磁器。透明感のある柔らかな3い素地と、写実的で繊細な染付画が特徴。19世紀の初めに九州から磁器の焼成技術が伝わり、絵の専門家から学んだ南画風の画風によって大きく発展。19世紀末から20世紀初頭にパリやウィーンで開催された万国博覧会で評価され、アール・ヌーヴォーにも影響を与えた。”

About Craft × Tech
“Craft x Tech は、日本の工芸に宿る感性と、それに向き合う思考と手の力 ─ “tech” の本質を問い直す、実験的かつ芸術的なプロジェクトです。

漆、金属、木工、陶、和紙、染織など、日本各地の工芸産地と連携しながら、国内外のアーティストやデザイナーとの深いコラボレーションを実施。工芸がもつ時間性や環境との関係性、継承されてきた知恵に、現代の感覚と問いを重ね合わせることで、従来の工芸観を更新するアートピースを生み出します。

現在「伝統工芸」と呼ばれているものも、長い歴史の中で幾重もの技術革新を経て進化してきたものです。日本文化に脈々と受け継がれてきた感性や美意識は、その時代ごとの技術によってかたちを与えられ、そこに数々の創造的な変化が生まれてきました。しかし、生活様式の変化に伴い、工芸が次第に日常から遠ざかり、「伝統」や「日本的なもの」として記号化されていく現代において、私たちはあらためて、この時代ならではの視点から、感性や美意識に新たなかたちを与えることを目指します。

「Craft」とは、単にモノをつくることではなく、素材と手との対話のなかに宿る美意識そのものであり、「Tech」とは、それを現実に立ち上げるための思考の器でもあります。私たちはこのプロジェクトを通じて、隠された魂にふたたび光をあて、次の時代へと受け渡す、新たな芸術のかたちを追究していきます。”
(引用 了)

Exhibition:
Craft x Tech Tokai Project 2026 Tokyo Exhibition

会期:2026年5月30日 (土) - 6月2日 (火)
会場:kudan house (東京都千代田区九段北1-15-9)
Web:https://craft-x-tech.com/ja/collaboration/

入場料:前売券 1500円 (2026年5月29日まで) | 当日券 2000円 ※日時指定予約制
チケット:Art Passにて前売券を販売中 https://art-ap.passes.jp/user/e/crafttech/

Organized by:株式会社Tangent Japan
Co-visionary Partner:レクサス・インターナショナル、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
Edition Partner:朝日インテック株式会社
Exhibition Partner:kudan house

Related News