資生堂『花椿』 Web版にて、2021年11月より始まった東京都現代美術館 個展「ユージーン・スタジオ 新しい海:After the rainbow」の紹介と寒川のインタビューが掲載されています。連載の後編となります。
( 掲載記事より一部抜粋 )
現在、東京都現代美術館にて開催中のEUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)の個展『ユージーン・スタジオ 新しい海 EUGENE STUDIO After the rainbow』。2017年にも資生堂ギャラリーにて個展『THE EUGENE Studio 1/2 Century later.』を開催したユージーン・スタジオは、日本を拠点とする寒川裕人のアーティストスタジオで、今回の展覧会は東京都現代美術館で、過去最年少、そして平成以降に生まれた作家として初となる個展です。
EUGENE STUDIOがアートを媒介に考える、 これからの世界と社会。【前編】では固定観念にとらわれずに作品を発表し続ける寒川裕人さんの考える”アート”についてお伺いしました。後編では、今回の展示の見どころとともに、テーマでもある「共生」についてお話しいただきました。
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“…2年前から、web上の情報は1日で5分以内、ということを試しています。制限のプログラムやスクリーンタイムを使って…解除のパスを知っているのはパートナーのみ……情報源はいくつかの新聞のアプリで、合わせて5分。もちろん、メッセンジャーやマップ、天気予報などは使えます。…"
"…それと最近、『人は、視線を遠くにやる、もしくは焦点が定まらないとき、脳は想像という運動をはじめる』ということを見つけて――焦点が合わないときの目の運動は、『想像する』という脳の運動を促しているのではないかと……これは一つの発見でした。僕は自分の作品を見ているときにそのことに気づいたのですが、たとえば、水平線や空の向こう、森の影など、見ようとしても見えないときに、なにが来るかわからないので、想像をするという頭が働く。抽象的という状況は、実はそういう仕組みだったのかもしれない。古来から。…"
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